冷たい嘘
最後のキスはきっと冷たいキスだと
冷たい頬に触れてみた
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定期的にセックスしたいだけの人
特定の集団の中で仲良くしてたいだけの人
ゆるく恋人ごっこしたいだけの人
みたいな認識同士で始まった関係が、時が経つにつれなんだか変わってきてしまうということがある
時々ちらつかされる本気さみたいなものを、たまらなく面倒だと思ってしまう
でもそれを声高に主張することはできない。俺は冗談でも、相手の態度を変えるに見合うだけの言動と態度をとり続けてきたはずだから
心地よい関係にあったはずな相手から期待される自分の在り方が変わるというのは、あんまり気持ちのいいもんじゃないし、それにうまく応えられないとなれば尚更
でもだからといって、ただ漫然と他人の期待する自分で在り続けるべきではない。
能力的には応えられる期待に、自分の意志でNoを突きつける苦しさこそが、自分を自分たらしめているような気もする
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楽しいが幸せでない時期が長かったことから「幸せでさえあればいい」という形の幸せ信仰が自分の中で強かったが、どうやらやっぱり楽しさも持ち併せてないと意味がないっぽい。難しいねえ