吸い込まれそうな瞬間
もなかの記事に触発されたので、aikoの好きな歌詞を羅列する記事を書こうと思います
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◼︎吸い込まれそうな瞬間
見つめられれば 恥ずかしいけど
目をそらしたら 気づかれそうだから
同じように あなたを見た
吸い込まれそうな瞬間
(「二人」より)
この曲は見つめられれば恥ずかしいけど目をそらしたら気づかれそうだから同じようにあなたを見ただけの曲なんだけど
その時の、平静を装いつつ頭の中は真っ白。みたいな感覚を『吸い込まれそうな瞬間』って表現できる感性が好き。吸い込まれそうな心、とか吸い込まれそうな瞳、とかではない。吸い込まれそうな瞬間なのである
吸い込まれそうな瞬間という感覚は、こうして与えてもらって改めて考えてみると自分の人生の中にもいくつかあるように思える。恋愛ごとだけじゃなく
皆さんにもあるんじゃなかろうか。吸い込まれそうな瞬間
◼︎生きてくために泣くこともある
見上げたら喉が愛しかったので
甘いキャンディーのことも忘れて
小さい私の唯一の特権
思わずキスをしたの
二人周り流れるストーリー
生きてくために泣くこともある
それが私を強くするならば
それも一番の幸せなんです
(「シアワセ」より)
泣くことを生きてくためだと考えたことはあるだろうか。そこまで己の存在をかけて泣いたことが、あるだろうか
何が言いたいか。aikoは(?)、シアワセであるということに対してものすごく真剣なのだ。少なくともこれを聴いてる俺より
Bメロにこれでもかというほどシアワセな描写がされていることで、この歌詞が単なる字面以上の意味を持つように感じさせるつくりになっている。テクい
◼︎零れ落ちた水に紛れ泣いた
笑顔の空 あなたの様に私も
大丈夫になりたい
リンゴの赤 水風船が割れた
零れ落ちた水に紛れ泣いた
(「雲は白リンゴは赤」より)
高度な情景描写と心理描写が同時に行われている。聴くとわかるけどこの曲はかなりアップテンポで、aikoにありがちなアップテンポで悲しい歌詞のパターン
青空のもと割れた水風船の水に紛れて笑い泣くイメージがつく。リンゴの赤は普通に意味不明だが、この情景に不思議と違和感がない。センス
◼︎あなたを思い出すとどうしても優しい顔ばかり
今繋いだ 星電話
窓の外の光が写真になる
あなたを思い出すと
どうしても優しい 顔ばかり
(「星電話」より)
天才。この曲は初っ端にこのサビが来るんだけど、この少ない文字数にアホみたいな情報量が詰まっている
あなたを思い出すとどうしても優しい顔ばかりな恋愛経験はないが、なんとなくその感覚はわかるしめちゃくちゃエモい。俺が好きなaikoの曲はそんなんばっかである
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飽きた。以上
気になった曲があったら声をかけてください